<世界体操>◇7日目◇13日◇東京体育館

 大混戦の女子個人総合は、予選2位のジョーディン・ウィーバー(16=米国)が逆転で、初出場初優勝を飾った。3種目を終えてトップに立つ同じ16歳のビクトリア・コモワ(ロシア)とは0・434点差あった。だが、最後の床運動で、力強く鮮やかな演技で次の宿敵にプレッシャーをかけると、運命の時を待った。コモワの得点が伸びず、電光掲示板の一番上に自身の名前が掲示された瞬間、喜びを爆発させた。その差はわずか0・033点差だった。「予期していない優勝で、とてもうれしかった。涙が出てきた。目標だった世界女王になれてうれしい。しっかり食べて、しっかり寝て、種目別に備えたい」と興奮を隠せず、まくしたてるように喜んだ。