<トランポリン:世界選手権>◇初日◇17日◇バーミンガム

 ロンドン五輪予選を兼ねた個人予選を行い、女子は岸彩乃(金沢学院大ク)の19位が最高で、25位だった山田紗菜(早大)とともに来年1月の五輪最終予選(ロンドン)に回った。

 女子で期待の19歳、岸は五輪の出場枠争いに絡めなかった。技の難度の低さを完成度でカバーしても上位には届かず、地力の差を見せつけられた。それでも落胆の色はなく、むしろ最終予選に望みをつなげて「ひと安心した」と安堵(あんど)の表情だった。

 最終組の最終演技者で緊迫感を味わい「いい経験になった」と収穫も得た様子。残り5枠を争う最終予選に向け「出場権を取りたい。勝負したいという気持ちが大きくなった」と決意を新たにしていた。