フィギュアスケートの浅田真央(21=中京大)が8日、出場予定だったGPファイナルを欠場することが決まった。国際スケート連盟(ISU)が8日にカナダ・ケベックで会見を開き、発表した。

 ISUや日本スケート連盟によるとこの日の早朝、体調を崩していた母親の病状が急変したと連絡が入った。そのまま、佐藤信夫コーチとともに緊急帰国した。病状などの詳細は分かっていない。

 日本連盟の小林芳子フィギュア強化副部長は浅田の様子について「気丈に振る舞っていて『本当にご迷惑をおかけします』と言っていた。本当に凜(りん)としていた」と話した。

 浅田は今季、GPシリーズのNHK杯で2位、ロシア杯で復活優勝を果たして、3季ぶりにファイナルに進出。3度目の優勝を狙っていた。