専大は27日、都内の神田キャンパスで会見を開き、ラグビー部の新監督に元日本代表SH村田亙氏(44)が就任すると発表した。村田氏は現在、7人制日本代表監督を務めており、7人制の国際大会である東京セブンズ(3月31日~4月1日、東京・秩父宮ラグビー場)を最後に退任。翌4月2日から専大の監督に就任する。専大は過去リーグ戦5回の優勝を誇るが、03年から2部に降格。村田氏は昨年からアドバイザーとして指導していた。

 村田氏は、その国際経験から「まず世界舞台に立つにはフィットネスが必要。とにかく走れるチームをつくりたい。フランスのラグビーと7人制を合わせたような、新しいスタイルのラグビーを目指したい」と抱負を語った。

 また、来季リーグ戦2部で戦う立正大には95年W杯でともに日本代表SHだった堀越正巳監督が、国学院大には専大、東芝、日本代表で後輩だった伊藤護監督がおり、「監督戦で負けないようにしないと」と、刺激になっている様子だ。

 村田氏は日本代表キャップ41。専大4年時には主将として、5度目のリーグ戦優勝に貢献。東芝、アビロン・バイヨンヌ(フランス)、ヤマハ発動機でプレー。引退後に7人制の日本代表監督となり、10年アジア大会で優勝した。