ラグビーのトップリーグ・プレーオフは19日、東京・秩父宮ラグビー場で開幕し、リーグ戦1位のサントリーは準決勝で同4位のNECと対戦する。多彩な攻撃と選手層の厚さを誇るサントリーが、若手の勢いと粘り強さのNECを迎え撃つ構図だ。

 サントリーは18日、東京・府中市のグラウンドで、試合中のさまざまな場面を想定した実戦形式の最終調整を行った。エディー・ジョーンズ監督は「試合は初めからタフでタイトになる。ブレークダウン(ボール争奪戦)も激しくなる。その中でやり続けるしかない。試合の最後に相手に『もう耐えられない』とさせたい」と、激戦は覚悟済みの様子だ。

 また、故障で戦列を離れていたNO8竹本隼太郎主将やWTB小野沢宏時も復帰。竹本はNECフランカーで主将のニリ・ラトゥとの対戦について「やりがいがある。彼を乗せると、NECが乗ってしまうので、キーマンはしっかりと抑えたい」と意気込んでいた。