<ジャンプ:男子フライング世界選手権>◇25日◇ノルウェー・ビケルスン(HS225メートル、K点195メートル)

 今季のフライング世界ランキング1位の伊東大貴(雪印メグミルク)は365・2点の5位だった。

 風が舞い、中断をはさみながらの試合で、1回目14位と出遅れた。2回目は219メートルの飛躍を決めて巻き返したが、表彰台には届かなかった。

 1回目3位のロベルト・クラニェツ(スロベニア)が2回目に244メートルを飛び、408・7点で初優勝した。渡瀬雄太(雪印メグミルク)は25位、竹内択(北野建設)栃本翔平(雪印メグミルク)は2回目に進めず、それぞれ31、39位だった。

 個人は4回の合計得点で競う予定だったが、強風のために24日の競技が中止となり、結局2回だけで終了した。

 伊東大貴のコメント。「1回目は前半の向かい風が強すぎて減速してしまった。どうしようもなかった。転ばなくて良かった。2回目は納得。失敗せずに普通に飛べた」。

 渡瀬雄太のコメント。「(216・5メートルの)1回目の飛距離は自己記録。良かった。やってきたことは間違いではない。トップとの差はあるが、昨季よりは縮まっている」。

 竹内択のコメント。「踏み切りの感触は悪くなかった。なぜか分からないが、後半伸びなかった」。