7月27日の夏季五輪開幕まで150日となったロンドンで28日、シンボルマークである5つのリングの巨大オブジェを引いた船がテムズ川を航行するイベントが行われた。

 オブジェは高さ11メートル、幅25メートルで、船は同日朝から夕方までロンドン東部と中心部の間約15キロを航行。観光名所の跳ね橋、タワーブリッジを通過する際には、川岸での音楽隊による演奏とともに橋が引き上げられ、大勢の見物客が集まった。

 ボリス・ジョンソン市長は、タワーブリッジ脇の市庁舎前で記者団に「巨大リングの川下りは革新的なアイデアで、(オブジェは)五輪期間中も使用する。大会の準備は順調に進んでおり、予算内で開催できる見通しだ。世界中から大勢の観客に来てもらいたい」とアピールした。