<ラグビー:日本選手権・サントリー21-9パナソニック>◇決勝◇18日◇国立

 サントリーは前半23分にPGで先制を許したものの、同26分にSOトゥシ・ピシが自ら蹴った球をインゴールで押さえて逆転トライ(ゴール成功)。同35分にはWTB小野沢宏時が相手のパスをインターセプトして、50メートル独走トライ(ゴール成功)。14-3で前半を終えた。後半は23分、25分にPGを献上し、5点差まで迫られたが、同29分に連続攻撃からCTB平浩二がトライを決め、ゴールも決まって突き放した。

 平は「みんなが近場、近場を攻めて、僕は空いたスペースに走っただけ。全員でのトライです」。防御でも「いい間合いで詰められた」と、南アフリカ代表の相手CTBジャック・フーリーを止めるなど活躍。この試合で勇退するエディー・ジョーンズ監督のチームづくりについて「勝つ集団をつくりあげてくれた。チームに迷いがない。全員が1つの方向に向かっている」と話していた。