国際柔道連盟(IJF)は5日、ロンドン五輪の出場資格を得た選手を5月1日付の世界ランキングに基づいて発表し、日本は女子48キロ級の浅見八瑠奈(コマツ)ら男女14階級全てで複数の計37選手が資格を得た。

 どの選手を五輪代表に選ぶかは当該国・地域連盟の判断に委ねられており、全日本柔道連盟は代表最終選考会の全日本選抜体重別選手権終了後の13日に代表を発表する。

 日本勢は女子が5階級で1位。福見友子(了徳寺学園職)と浅見の48キロ級のほか57キロ級で1、2位を占めた。男子は全階級でトップの座を逃し、60キロ級、73キロ級、90キロ級で2位に入ったのが最高。低迷する100キロ超級は上川大樹(京葉ガス)の12位が最上位で、男女通じて唯一のベスト10圏外の階級となった。

 IJFは2009年1月から世界ランク制度を導入。男子は22位、女子は14位以内に入れば五輪出場資格を獲得する。ただ1カ国・地域につき1人に制限されており、重複した場合は下位から繰り上がる。