ラグビーの日本代表は19日に東京・秩父宮ラグビー場で、アジア5カ国対抗最終戦として香港代表と対戦、勝てば4戦全勝で大会5連覇となる。18日には同会場で最終調整を行った。

 エディー・ジョーンズ・ヘッドコーチ(HC)は就任当初から「世界一のフィットネスのチームを目指す」とし、大会期間中も厳しいトレーニングを敢行してきた。だが、最終戦を前に疲労の見える選手もいることで、少しペースを抑えた。「先週は(延べ)23キロくらい走ったが、今週は14~15キロにした。その分、明日はエネルギッシュなプレーを期待したい」と強調した。

 また、「野球には完全試合というのがあり、ダルビッシュなら達成するかもしれないが、ラグビーに完ぺきはない」と持論を述べ、「大事なのは、悪い内容で劣勢の時、それを試合中に変えて、挽回(ばんかい)し、結果を出すこと」と話していた。