全日本柔道連盟の吉村和郎強化担当理事(61)が5日、辞任した。吉村氏はこの日、東京・文京区の講道館で行われた全柔連臨時理事会前に辞表を提出し、受理された。会見した同氏は「園田監督が辞任し、強化の最高責任者の自分もという腹は決まっていた」と説明。「一連の騒動が早く沈静化して、半年後に迫った世界選手権で選手が100%の力を出せるようになってほしい」と話した。

 吉村氏は強化担当とともに理事そのものも辞職。後任は置かず、斉藤仁強化委員長が強化全体を取り仕切ることになる。