フリースタイルスキーのスキークロス女子でバンクーバー冬季五輪代表の福島のり子(ICI石井スポーツク)が現役引退を決めたことが22日、分かった。33歳の福島は「やり切った。悔しい思い出はたくさんあるが後悔はない」と話した。

 福島は3月にスウェーデンで行われたW杯で転倒。骨盤を折るなどして6月初旬まで入院し、現在もリハビリを続けている。「けががなかったら続けたかったと思う。今後は競技の普及に努めていきたい」と語った。

 アルペンから転向した福島は、バンクーバー五輪は22位。W杯では2008年1月に3位となった実績があり、世界選手権は05、07、09年に出場して6位が最高だった。