国際総合大会の東アジア大会(10月6~15日・天津=中国)に臨む日本選手団の監督会議が12日、東京都北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで開かれた。

 総監督を務める福井烈・日本オリンピック委員会(JOC)理事が「2020年夏季五輪の東京開催が決定後、最初の国際大会になる。勢いをつけたい」と抱負を述べた。若手主体で臨む競技が多く、過去最多445人の選手が出場する見通し。

 東アジア大会は24競技が実施され、卓球女子の福原愛(ANA)石川佳純(全農)平野早矢香(ミキハウス)や体操男子の田中佑典(コナミ)陸上男子の山県亮太(慶大)飯塚翔太(中大)射撃男子の松田知幸(神奈川県警)らトップ選手も出場する。

 団長の平岡英介JOC常務理事は「(20年五輪に向け)競技団体は長期計画を立て(若手強化に)東アジア大会を有効に使ってほしい」と語った。20年五輪で競技存続が決まったレスリングは行われない。

 東アジア大会は第6回となる今回を最後に衣替えし、次回からは原則14~18歳以下を対象としたユース大会となることで合意している。