<アメリカンフットボール:日独親善ジャーマンジャパンボウル2:日本38-0ドイツ>◇12日◇川崎富士見球技場

 日本代表が38-0でドイツ代表に勝ち、第5回世界選手権(2015年7月、スウェーデン)にはずみをつけた。

 日本は第1Q4分18秒、QB菅原俊(28=オービック)からWR前田直輝(28=LIXIL)への6ヤードTDパスで先制。第2Q9分42秒には、QB加藤翔平(26=LIXIL)がWR萩山竜馬(29=オービック)へ14ヤードTDパスを決めた。

 第3QこそK佐伯栄太(26=パナソニック)の32ヤードFG1本に止まったが、第4Qには前田のダメ押しを含む3TDを奪って、ドイツに完封勝ちした。

 MVPに選ばれた前田は「試合が均衡した時にボールが取れず、TDが取れなていない。目指しているのは(世界選手権で)アメリカ、カナダに勝つことなので、まだまだ」と、受賞の喜びより反省を口にした。

 この後、日本代表は26日、東京・アミノバイタルフィールドで、世界選手権出場権のかかるアジア地区予選で、フィリピン代表と対戦する。過去4回の世界選手権で99年優勝、03年優勝、07年準優勝、11年3位の日本。15年の大会では森清之監督(LIXILヘッドコーチ)の下、王座奪還を狙っている。

 前田は「フィリピン戦では、アジアNO・1の力を見せつける。パスを取ってから2、3人かわしてTDを取りたい」とスペシャルプレーを約束した。