<長崎国体>◇第10日◇21日◇長崎県内、一部熊本県

 国民体育大会「長崎がんばらんば国体」開催地の長崎が最終日の22日を前に45年ぶり2度目の男女総合優勝(天皇杯獲得)を決めた。東京の2年連続19度目の女子総合優勝(皇后杯獲得)も確定。天皇杯と皇后杯を別々の都道府県が獲得するのは1977年の第32回大会以来となる。

 陸上成年男子やり投げは仁川アジア大会銀メダルの新井涼平(埼玉・スズキ浜松AC)が日本歴代2位となる86メートル83の大会新記録で優勝し、村上幸史(愛媛・スズキ浜松AC)は3位だった。

 少年女子A400メートルは全国高校総体優勝の青山聖佳(島根・松江商高)が53秒03の大会新記録で制し、同男子共通5000メートル競歩は河岸良祐(兵庫・飾磨工高)が20分23秒82の大会新で勝った。

 サッカー少年男子決勝は神奈川(選抜)が群馬(選抜)を1-0で下して優勝、女子は宮城(選抜)が3連覇を果たした。柔道成年男子は東京が決勝で長崎に2-0で勝ち、5年ぶりに制した。

 ラグビー少年(15人制)は大阪(選抜)が2年ぶりに優勝。バレーボールの成年女子は岡山(岡山シーガルズ)、同男子は長崎(選抜)が頂点に立った。