<男子テニス:パリマスターズ>◇第5日◇31日◇パリ◇男子シングルス準々決勝

 第6シードの錦織圭(日清食品)が第4シードのダビド・フェレール(スペイン)に3-6、7-6、6-4で勝って4強入りし、年間成績などの上位8人で争われるシーズン最終戦のATPツアー・ファイナル(11月9~16日・ロンドン)出場を決めた。

 -自力で切符をつかんだ気持ちは

 錦織

 素直にうれしい。他の選手の勝ち負けを気にせず、自分の力で入れたので。考えないようにしていても自然と情報が入ってきていた。自分を誇りに思う。大変な試合でツォンガ、フェレール相手に勝てたというのは大きな経験値になる。

 -第2セットのタイブレークで0-4から盛り返した。過去に経験は

 錦織

 あまり記憶にない。カムバックできると信じてやっていた。2-5から挽回し、あそこからノーミスでどんどん攻めていけた。気持ちを強く持ってプレーできた。

 -リターンの出来は

 錦織

 集中して本当に大事なポイントで決まった。劣勢の場面でもしっかり返していけばイーブンだと思ってやっていた。

 -今季はけがもあった中でファイナル進出

 錦織

 けがとも闘いながらだが、例年よりは少なくなってきた。アンラッキーな足の痛みとかもあったけど、体は強くなってきている。全米オープンでも5セットを戦い抜き、体力的には強くなってきていると証明できた。