<全国高校ラグビー神奈川県大会決勝:慶応29-11桐蔭学園>◇16日◇ニッパツ三ツ沢球技場

 高校ラグビー界の「東の雄」桐蔭学園が、10年連続の花園キップを逃した。前半3-7とリードを許した桐蔭は、後半に入っても慶応の勢いを止めることができず。次々とトライを奪われて完敗した。

 昨季花園準優勝、今春の全国選抜も準優勝したが、優勝候補とも見られた全国大会の手前でシーズンを終えた。藤原秀之監督(46)は「後半バタバタしたけれど、それ以上に慶応が強かった。完敗です」と話した。

 慶応は記念大会で神奈川から2校が出場した10年度大会以来4年ぶり34回目の全国大会出場。過去3年連続県決勝で敗れていた桐蔭から悲願の勝利をあげて、花園へと乗り込む。