国際スケート連盟(ISU)公認で五輪や世界選手権などのメダリストが争うフィギュアスケートの「メダル・ウィナーズ・オープン」が16日に東京・国立代々木競技場であり、6人が出場した男子は、トリノ五輪金メダリストのエフゲニー・プルシェンコ(32=ロシア)が86・95点で優勝した。

 表現力を重視した独自の競技方式で戦うなかで、昨年2月のソチ五輪以来の「試合」となったフィギュア界の皇帝は「脊椎はまだ完全ではない」と4回転ジャンプは封印しながらも、高さのあるトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)などで観客を沸かせた。

 引退は口にしておらず、18年平昌五輪も視野に入れており、「27日まで日本にいて、その後にゴルフをするから、そこが試合に向けた最初の準備になるかな」と冗談交じりに語っていた。