イタリア・オリンピック委員会は16日、ソチ冬季五輪のフィギュアスケート女子で銅メダルを獲得したカロリナ・コストナー(イタリア)が反ドーピング裁判所から1年4カ月の資格停止処分と罰金1千ユーロ(13万5000円)を科されたと発表した。

 コストナーは、元交際相手で薬物違反のため資格停止となった陸上男子50キロ競歩の北京五輪金メダリスト、アレックス・シュバーツァー(イタリア)がドーピング検査逃れを企てた際に協力した疑いを指摘されていた。

 AP通信によると、コストナーの弁護士は処分を不服としてスポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴する方針を示した。

 資格停止期間は当初勧告を受けていた4年3カ月より短縮され、2016年5月までとなったが、関与を否定している27歳のコストナーは「非常に失望し、落胆している」とコメントした。