2016年リオデジャネイロ五輪組織委員会は29日、聖火リレーに1万人以上のランナーが参加し、90~100日間で約2万キロを走ると発表した。サンパウロやアマゾナスなど全26州と連邦地区の首都ブラジリアを巡り、250都市を回る。

 詳細は未定だが聖火はギリシャから5月に到着し陸路で約2万キロ、空路で約1万6000キロ運ばれた後、8月5日に開閉会式会場となるマラカナン競技場の聖火台に点火される。海外ルートは実施しない予定という。組織委のヌズマン会長は「ブラジル人の精神に満ちた大会の象徴になる。国民の9割が聖火を見られるはず」と述べた。

 日産自動車とコカ・コーラ、地元金融大手ブラデスコ銀行の3社がリレーの協賛社となり、今年中にランナーを選ぶ。