「かおる姫」がドタキャンだ。日本ビーチバレー連盟(JBV)は21日、都内で今季のJBVツアーの概要発表会見を行い、浅尾美和(23)ら国内のトップ男女選手10人が勢ぞろいした。しかし、当初、出席予定だった菅山かおる(30=ウインズ)は前日20日夜になって出席を辞退した。

 毎年恒例のツアー開幕会見は、その年の新作水着の披露や決意表明の場。ビーチバレー界にとって、まさにその年の幕開けを飾る「正月」とも言える。しかし、所属事務所によると、菅山は「私は予選も突破できない未熟な立場。私にはふさわしくない」と言い、遠慮したという。

 ビーチの「妖精」浅尾と「かおる姫」のツーショットを期待していた100人近い報道陣もがっくり。JBVの川合俊一会長が「今年は負け続けるかもしれないが、才能はすごいものがある。2~3年後を見てほしい」と必死にフォローした。菅山は今季、ツアー予選に2大会出場して1勝2敗。スパッツを着る、着ないでもめ、写真撮影でガッツポーズやサングラスを取るのをやんわり拒否したりしている。頂点を目指すなら、早くビーチバレーの世界になじむことが必要になりそうだ。