バスケットボールの女子日本代表候補が2日、東京・味の素トレセンで本年度の第1次強化合宿で練習を開始した。191センチの大型センター渡嘉敷来夢(18=JOMO)が、約2年ぶりに代表候補入り。午前の身体能力測定では、ジャンプで最高到達地点3メートル25センチという数字をたたきだし、周囲を驚かせた。バスケットのリングの高さは3メートル5センチだから、手のひら1つ分上回ることになる。

 まだオフ明けとあって本人は「もっと調子が上がれば、もう少しいけそう」とサラリ。大神主将は「これまで日本は高さが課題だったけど、彼女が入ることで克服できる。選択肢が広がる」と特効薬として期待を寄せ、中川ヘッドコーチは「パスもうまいし、オールラウンダーに育てたい」とし、早くも先発起用を考えている。9月開幕の世界選手権(チェコ)に向け、渡嘉敷が日本代表を大きく変えてくれそうだ。