<ハンドボール:ロンドン五輪女子アジア予選>◇5日目◇19日◇中国・常州

 日本はトルクメニスタンを44-12で下し4戦全勝とし、36年ぶりの五輪出場にあと1勝とした。前半で24-2と大きくリードし、危なげなく逃げ切った。日本は五輪出場権をかけて21日に韓国と対戦する。韓国はカザフスタンを36-23で退け4戦全勝。日本と韓国の2位以上が確定し、21日の全勝対決で勝つと五輪出場権を獲得、敗れたチームは来年の世界最終予選に回る。

 日本が夢の五輪へ、あと1勝に迫った。主将の藤井は「全員で守って、全員で攻める。次につながる試合ができた」とチームの結束を強調した。両サイドで高橋と若松を先発させ、速攻で大量得点を狙う攻撃的な布陣で臨んだ。韓国との全勝対決で引き分けた場合、得失点差で上回れるよう大量得点を狙ったが、パスミスが目立ち、得点は伸びなかった。黄慶泳監督は「テンポの速いゲームをやった結果、ミスが出てしまった」。76年モントリオール大会以来の五輪出場を目指すチームの合言葉は「ワンチーム

 ワンドリーム」(1つのチームで1つの夢)。3度目の五輪予選の小野沢は「死に物狂いで戦う」と必勝を誓った。