柔道アテネ五輪100キロ超級金メダリストの鈴木桂治(31=国士舘大教)が24日、「最後」の冬季欧州遠征から帰国した。18歳でオーストリア国際に出場し、優勝したのが最初の欧州遠征。あれから13年、五輪選考に臨むのは今回が最後と宣言し「感慨深いものがある」と振り返った。ただ、左肘手術からの復帰戦だったGPデュッセルドルフ大会は3位。「もっと勝ちたかった」と悔やみ、ロンドン五輪への意欲は色あせていない。「ここまでやってきたプライドがある。あと2カ月。妥協せず、思い切りやって『代表』の言葉を待ちたい」と心に誓った。