フィギュアスケート男子の小塚崇彦(23=トヨタ自動車)が現役選手として異例の冠番組を持つことが15日、分かった。スポーツ専門テレビ局「J

 SPORTS」で11月25日午後6時から「小塚崇彦のフィギュアスケートラボ」(各30分)を3週連続放送。“小塚先生”がハイレベルな技術を解き明かす。14年ソチ五輪を狙う現役トップ選手が冠番組を持つのは例がない。関係者は「できるなら今後も続けたい」と話した。

 番組は(1)ジャンプやスピンなどのエレメンツ編(2)スケート技術など表現力を示す5項目編(3)小塚のスケート脳など総論編-に分類。同局の升田智晴プロデューサーは「『きれい』やジャンプだけでなく、選手が何を考えて滑っているのか知ってもらいたかった」と、自らの言葉で技術論を語れる小塚に依頼したという。当の先生は「楽しかったけど、マニアック過ぎて見ている人がついてこられるか心配」。分かれば、相当なフィギュア通になれそうだ。