<競泳:W杯兼日本選手権>◇最終日◇29日◇東京辰巳国際水泳場◇短水路(25メートルプール)

 男子200メートル個人メドレーで、萩野公介(20=東洋大)が1分51秒27の日本新記録で優勝した。ライバル瀬戸大也(20)に1秒以上先着し、実力を見せつけた。萩野は200メートル自由形でも優勝し大会を3冠で終えた。

 萩野は予選で瀬戸に先着されたが、決勝で勝負強さを見せつけた。最後の自由形へのターンで一気に体半分の差をつけ、1秒以上離してフィニッシュした。今大会3つ目の金メダルを手にした。昨年この大会で自身が作った日本記録を0秒23上回る自己ベストに「体がよく動いてくれた」と笑顔を見せた。大会を振り返り「100メートル個人メドレーで自己ベストが出なかったのが悔しい。自由形がいつもうまくいかない。そこまでの泳ぎが自由形につながるので、1つ1つの種目で技術の向上が必須だと思う」と課題を挙げた。