前日1日に選手の腹部に会場の床の木片が刺さるアクシデントが起こったバレーボール全日本男女選抜大会は2日、大阪・ボディメーカーコロシアムで予定通り第2日を実施した。前日深夜3時まで床の補修作業を実施し、この日も試合前までチェックを行い、安全を確認。大阪府バレーボール協会の河合信行理事長(68)は「気になる部分には粘着テープを貼る作業をした」と説明した。試合中もセット間で審判が床をチェックし、粘着テープを貼るなど対応した。

 負傷したパナソニックの伊東勇樹(25)は大事をとって大阪市内の病院に入院中。腹部に埋まった木片は約15センチで、1日の手術は約45分間に及んだという。この日のパナソニックはプレミアリーグに昇格したジェイテクトに3-2で勝利。伊東が負傷した際、一緒に練習をしていた元日本代表の山本隆は「彼の分まで頑張りたい」と話した。【辻敦子】