<全国高校ラグビー・神奈川大会:桐蔭学園31-13慶応>◇15日◇決勝(30分ハーフ)◇神奈川・相模原麻溝公園競技場

 関東王者の桐蔭学園が、5年連続9回目の花園を決めた。5連覇へのプレッシャーからか慶応にモールを押し込まれて先制トライを奪われたが、その後は持ち前の攻撃力が爆発。WTB金子翔真(3年)の2トライと、FB松島孝太朗(2年)WTB竹中祥(2年)のU-17日本代表コンビ、プロップ越川大貴(3年)と計5トライを奪って地力の差を見せつけた。

 逆転で花園キップを獲得した藤原秀之監督(41)は「関東チャンピオンとはいっても、全国に行けば強いチームばかり。8つ(ベスト8)には入りたい」と控えめに話したが、フランカーの浜田大輝主将(3年)は「1つずつ勝って、頂点を目指したい」。相手のマークが右WTB竹中に集まるスキを付いて公式戦初の2トライを決めた左WTB金子は「うちは2年生がすごいですから。彼らを助けて、全国優勝を狙います」と話していた。