日本相撲協会は18日の理事会で、東京での本場所前に両国国技館で年3回行う横綱審議委員会によるけいこ総見を毎回、一般に無料公開することを決めた。秋場所(9月12日初日)前の9月4日の総見からスタートする。

 一般公開は2000年に人気回復策の一環として始まり、夏場所前に限って国技館の本土俵を使用して開催。初場所と秋場所前のけいこ総見は国技館内の相撲教習所で、関係者だけで実施されてきた。

 角界は賭博問題などでファン離れの危機に直面している。相撲協会の村山弘義理事長代行は「無料なので、多くのファンの方が足を運んでくれればいい」と期待を寄せた。