元横綱大鵬の納谷幸喜さんの葬儀、告別式が31日、東京・青山葬儀所で行われ、多くの参列者が大横綱との別れを惜しんだ。

 好角家でも知られる漫画家のやくみつるさん(53)は「私を終生の相撲ファン、相撲好きにしてくれた最初の人。横綱はこうであるべきという力士像、規範を(自分が)幼稚園時代からすり込まれました」と振り返った。残像としては「相手が周囲から仕掛けても、常に土俵の真ん中でさばいている、どんな体勢でも土俵の中心にいるのが大鵬さんでした」と、故人をしのんだ。