日本相撲協会は31日に東京・両国国技館で、雷元理事(元幕内春日富士)の退職に伴う理事補欠選挙の届け出を受け付け、同じ伊勢ケ浜一門の伊勢ケ浜親方(52=元横綱旭富士)以外に立候補の届け出はなく、無投票で初の理事就任が決まった。親方は「公益法人化を目指して協会は一丸になっている。全力を尽くして頑張りたい。部署は決まっていないが、どこでも自分の持っているスキルを発揮したい。稽古が大切。みんなでもっと強い力士を出していきたい」と抱負。昨年1月の理事選挙でも立候補したが、直前に辞退も受理されず落選していた。「まとまりのある一門になった。大切にしてやっていきたい」とも話した。