八百長問題の解明に取り組む特別調査委員会は25日、携帯電話を提出していない4人(うち1人は紛失)の詳細状況を発表した。4人のうち2人は、八百長問題が発覚した今月2日に、証拠隠滅と疑われる行為をしていた。4人の詳細は以下の通り。
A氏
2月2日に機種変更をして、古い携帯電話はゴミとして処分した。
紛失したB氏
2月2日に紛失した。
C氏
1月下旬か2月上旬に機種変更をした。
D氏
所持している携帯電話は、いつから使用しているか不明。
不自然と思われる機種変更や紛失の時期について、調査委の望月委員(弁護士)は「個人的に答えることはできないが、社会的判断でお願いします」とした。
調査委によると、紛失していないA、C、D各氏は提出する意思を示している。また、この3人のうち2人は事情聴取に対して「師匠から携帯電話を提出するように言われていなかった」と答えていたが、調査委は、日本相撲協会を通じて14人の師匠には例外なく協力を求めているとした。