大相撲で西十両7枚目の舛ノ山(23=千賀ノ浦)が、秋場所(14日初日、両国国技館)休場の意思を固めたことが4日、分かった。名古屋場所中に右膝痛が悪化し、夏巡業を休場。半月板損傷や靱帯(じんたい)断裂との診断を受け、先月9日に都内の病院で手術を受けた。現在は稽古をしながら、リハビリ中。秋場所全休なら、10年九州場所で平成生まれ初となった関取の座からの陥落が決定的。「今回は無理するよりも、しっかり治すことを優先したい」と話した。

 先場所は右肩鎖骨脱臼や、腰椎骨折を抱えての強行出場だったことも明かした。「かばいながら土俵に上がったので、体が全部ボロボロになった。最近は骨を丈夫にするために牛乳を大量に飲んでいます」。回復次第では途中出場の可能性もわずかに残るが「栃ノ心関を見ていて、幕下に落ちてもまた戻れるんだと思えた。まずはリハビリを頑張ります」と決意を述べた。