<西武7-0ソフトバンク>◇7日◇メットライフドーム
「戦意」も「闘志」も、木っ端みじんに砕かれるような完封負けだった。敵地・所沢に乗り込んで連敗阻止を目指したソフトバンクだったが、終わってみればスコアボードには0しかなかった。6日の楽天戦(ペイペイドーム)に続き2戦連続のシャットアウト試合。10月のトンネル生活は続き6連敗となった。3位楽天はロッテに競り勝ち、またゲーム差は広がった。前を向いても目指す楽天は遠くなるばかり。「Bクラス争い」という言葉があるのかどうか分からないが、西武に連敗となれば4ゲーム差。現実的には5位転落の危機も迫ってくる。
5連敗を喫した6日の試合後。コーチ陣が球場を引き揚げるのは遅かった。翌日は午前便で東京移動だが試合後から2時間近くたっていた。所沢遠征の荷物出しもあったろうが、打開策も練っていたのだろうか。投打ともに負のスパイラルに陥っているチームの再生に腐心していたのだろうが、効果は表れなかった。
大勝負を誓いながらの大失速。思い出されるのは13年前の08年シーズンだ。もちろん、今とはまったくチーム構成も違うが、ダイエー時代から14年間の長きにわたって指揮を執った王監督(現会長)のラストシーズン。最終戦で野村楽天に敗れ最下位に終わった。残り20試合は5連敗後に1勝を挟んで7連敗…。結局、4勝16敗に終わった。あまりにも今季と酷似しているではないか。残り20試合となった9月30日の西武戦(ペイペイドーム)から1分けを挟んで6連敗。残り13試合、手負いの鷹に再起の気概は復元するのだろうか。08年、最下位が決定した最終戦は10月7日だった。最後の最後まで「王者」の意地は見せ続けてほしい。【ソフトバンク担当 佐竹英治】




