横浜スタジアム「漢祭」の3戦目は本塁打合戦となり、DeNAに軍配が上がった。阪神は4連勝でストップである。しかし、そう言うのもアレだが、もはや、ここで1つ負けようが痛くもかゆくも、こそばくもない。そんな感じだ。

長期ロードもこれで終了。伝統的に苦手とされる8月のこのロード、今季は8カード22試合(1試合が雨天中止)を14勝7敗1分けと2勝1敗ペースで完璧に勝ちきった。特筆すべきはロード中に同じ球場での連敗がなかった点か。チームの安定度を物語ると思う。

29日から甲子園に戻り、2位・巨人を迎え、今季最後のTG3連戦だ。しかし繰り返すが、別にここで負け越したり、最悪3つ負けたとしても、特にどうこうはないかもしれない。この日、巨人も負けて、15ゲーム差は変わらず、マジックも1つ減って「11」となっている現状がある。

それでも、この3連戦、注目すべきなのは「甲子園での巨人戦」ということだろう。言うまでもないクライマックスシリーズ(CS)の話である。

独走の阪神は別にして、2位争い、Aクラス争いはいよいよ激化している。CSファイナルステージが2年ぶりに甲子園で開催されるのは間違いない状況だが、そこで戦う相手がどこになるのか。それもあって2位以下の順位は虎党にも興味ある点だと思う。

もちろん、その相手は最後まで分からない。だが勝手に予想すれば、これは巨人ではないかと思っている。甲子園で今季最後の「TG戦」と書いたが、最後にCSでそれが待ち受けている気がするのだ。

そしてこの3連戦、巨人には岡本和真がいる。5月6日の阪神戦(東京ドーム)で大けがをし、長く戦列を離れていた。15~17日の東京ドームでも出場していたが、今回は岡本が好む甲子園である。

今季、ここまで岡本が甲子園に登場したのは4月末の3連戦だけだ。4月26日の2試合目だったか、アゲンストの強風が強い状態に「どえらい風、吹いてますねえ…」とニヤリ。安打狙いに徹しているように見えた姿を思い出す。

ここで岡本に暴れられるような展開になれば。10月の決戦に向け、なんとなくイヤな気はするかもしれない。巨人を倒し、勢いをつけてきた今季だ。圧倒的な強さを見せた2025年シーズンの集大成としての3連戦という気はする。(敬称略)

DeNA対阪神 1回表阪神2死二塁、先制2点本塁打を放つ佐藤輝。投手森唯(撮影・江口和貴)
DeNA対阪神 1回表阪神2死二塁、先制2点本塁打を放つ佐藤輝。投手森唯(撮影・江口和貴)