東海大相模(神奈川)がサヨナラ勝ちで10年以来5年ぶりの準決勝進出を決めた。

 9回裏、4回から救援した先頭打者の小笠原慎之介投手(3年)が一塁失策で塁に出た。続く千野啓二郎内野手(3年)の三塁への犠打は失敗したが、二塁ベースカバーに入った遊撃手が一塁へ悪送球。一死二塁とし、杉崎成輝内野手(3年)が左越えへサヨナラ打を放った。強打を誇る打撃陣が、先発した吉田凌投手(3年)、小笠原投手の2枚看板を助けた。

 杉崎は「サヨナラヒットは初めてです。投手がいいと言われてきたので、今日は野手で勝ってやろうと思いました」と、持ち前の負けん気の強さを見せてニヤリと笑った。