智弁和歌山(和歌山1位)が乙訓(京都1位)にサヨナラ勝ちし、4年ぶりの決勝進出を決めた。3-3の同点で迎えた9回に勝ち越しを許したが、直後連続四球で無死一、二塁とし、最後は6番根来塁外野手(1年)の左中間への2点適時二塁打で試合を決めた。人生初というサヨナラ打に「『よっしゃー』と思った。大舞台で打てたのはうれしかった」と喜んだ。

 ここまでエース平田龍輝投手(2年)が先発してきたが、この日は背番号10の小堀颯投手(2年)が先発。8回途中まで4安打3失点に抑えた。2番手、3番手の投手の台頭を望む高嶋仁監督(71)は「3回ほど余分に投げさせた。いい誤算ですよ」と笑顔を見せた。