昨夏、東東京準Vの都立の雄、小山台が8回コールドで初戦を突破した。

「雨でマウンドが沼だった」。先発の安居院勇源(あぐい・たけもと)投手(3年)は、そう振り返ったが8回を8安打6奪三振2失点の力投。マウンドコンディションに負けず、「勝てればいい」という意識で腕を振った。しっかり試合はつくったが、コールド勝ち目前の7回2死から2者連続四球。そこからの2失点を反省し「今日はスライダーが良くなかった。真っすぐでなんとか抑えられた」とホッとした表情をみせた。

雨で順延し、この日も雨が降りしきる中での試合だった。開始前、小山台ナインは「雨に負けず、小山台らしい野球で勝ちに行く」と気合を入れ、集中力を切らさなかった。

次戦は18日の4回戦で足立学園と対戦する。安居院は「次もチャレンジャーの気持ちでいきます」と意気込んだ。