昨年準優勝の島田商が猛打で快勝した。掛川西に8-1で7回コールド勝ち。1点リードで迎えた4回に打線が爆発。

先頭の松山翔威内野手(3年)の三塁打を口火に、打者13人の猛攻で7点を挙げた。終わってみれば先発全員、計13安打。打順が一巡した4回に自身初の1イニング2安打を放った松山は「ビッグイニングをつくれたことが全てだと思う」と胸を張った。

エース頼みだったチームが一皮むけた。5-1で勝利した沼津東との1回戦は、エースの小林史弥主将(3年)が3安打1失点の好投。打っても満塁本塁打を含む全5打点を挙げた。試合後、池田新之介監督(42)は「小林におんぶに抱っこのままでいいのか」とあえて厳しい言葉をかけたという。指揮官の期待に応えるように、この日は打線が奮起。チームの成長につながる勝利に、同監督も「今日は野手がよくやってくれた」とうなずいた。【神谷亮磨】