霞ケ浦は8日に還暦の誕生日を迎える高橋祐二監督(59)に甲子園初白星を届けることはできなかった。

プロ注目の最速148キロ右腕・鈴木寛人投手(3年)が3本塁打含む7失点で3回途中降板。直球主体の力勝負を挑んだ結果に「自分が抑えていたら勝てたかもしれない。気持ちだけが前に行ってしまった」と唇をかんだ。

30メートルの立ち投げや肩甲骨体操など同校独自の投手育成法で、高校入学後から約20キロの球速アップに成功した。伸び盛りの右腕は試合後「甲子園の反省を生かして、チームを勝たせられる投手になりたい」とプロ志望を表明した。