侍ジャパン稲葉篤紀監督(47)が高校日本代表に国際大会の戦いを指南した。

27日、都内グラウンドで練習を行った同代表を訪れ激励。「初戦は非常に緊張感のある独特な雰囲気で戦う。“1”を大事にしてほしい。投手でいえば初球、初回、1人目の打者。打者でいえば1スイング目。大事にすれば2、3につながる。事前の準備が必要になる」と訓示した。

26日の大学日本代表との一戦はテレビ観戦した。「大学生相手にレベルの高さを感じた。コミュニケーションも取れていた」。NPBエンタープライズの方針もあり、選手個人については触れなかった。佐々木、奥川ら来季プロ1年目を迎えることが確実な逸材がそろう。20年東京五輪選出の可能性を聞かれ「言いにくい部分はある。彼らもこれから経験をしながら学んでいく段階。国際大会を経てレベルアップを図っていくことをやってくれれば」と話すにとどめた。