10月に死去した日本高野連・竹中雅彦前事務局長(享年=64)の「お別れ会」が1日、大阪市内で行われた。

竹中氏は96年から地元の和歌山県高野連理事長を務め、11年に日本高野連へ。13年12月に事務局長に就任した。9月に体調を崩し、10月16日に間質性肺炎のため亡くなった。

祭壇に飾られた竹中氏の写真に向かって、八田英二日本高野連会長(70)は、タイブレーク制度や球数制限の導入、熱中症対策など、球児の体を守るための改革を進めたことに感謝。「高校野球命という人だった。献身的な努力、存在の大きさを感じています」と急死を悲しんだ。

竹中氏が和歌山・星林高野球部長時代に部員だった前侍ジャパン監督の小久保裕紀氏(48)も参列し、献花した。「3年生時の地理の先生でもあった。当時は(谷口健次)監督が厳しい人だったので、竹中部長はオアシスだった。監督不在で、部長だけの日は心がハッピーだった。ノックはそんなにうまくなかったですけど。あの人がいると周りが笑顔になる雰囲気の人だなと」と故人の明るい人柄をしのんだ。