新型コロナウイルス感染拡大の影響で史上初めてセンバツが中止となった高校野球。春季大会も全国47都道府県大会(準々決勝後に打ち切りの沖縄県大会を含む)と、9つの地区大会がすべて中止となった。
北海道
中止
4月3日に中止決定。本来は予選となる道内10地区大会のみ、予定を1週間から10日程度延期し、5月中旬から下旬に無観客で開催することにしたが、こちらも17日に中止を決めた
東北大会
4月11日に中止決定
6月2~6日に秋田県で開催予定だった
青森
4月20日に中止決定
岩手
4月15日に中止決定
秋田
4月4日に中止決定
山形
4月15日に中止決定
宮城
4月13日に中止決定
県大会中止は11年の東日本大震災時以来9年ぶり2度目。4月開催予定だった地区予選は中止。5月4~7日で県大会の予選会を実施し、予選会は南部・中部の出場32チーム(見込み)で組み合わせを作り,勝者の16チームを県大会出場校とする。東部・北部の出場32チーム(見込み)についても同様。計32チームで5月16日から春季県大会を開催する予定だったが中止とした
福島
4月17日に中止決定
3月28日に臨時理事会を開き、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、県大会出場数を13校に縮小して準備を進めると発表。6つの支部大会を敗者復活戦なしのトーナメント方式で行い、上位2校が県大会出場。今春センバツに21世紀枠で出場予定だった磐城は無条件で出場する。大会はすべて無観客とし、参加者および関係者の検温なども徹底するとしたが、4月17日に中止を決めた
関東大会
中止
5月16日から山梨県で開催予定だったが3月29日に臨時理事会を開き中止を決めた。新型コロナウイルス感染拡大の影響により、宿泊を伴う地区大会の観戦防止対策を十分に整えるのが困難な状況にあると判断。また、感染拡大防止のため、各都県間の移動自粛が要請されている状況であり、生徒、関係者の健康・安全を第一に中止と判断した。城田関東地区高野連理事長は「宿泊を伴うというのが一番大きなネックです。1都7県の代表が1カ所に集中する」と説明
群馬
3月30日に中止決定
栃木
4月3日に中止決定
茨城
3月30日に中止決定
埼玉
3月31日に中止決定
千葉
3月26日に中止決定
東京
中止
3月13日に1次予選中止を決定。同26日に都大会中止を発表した。昨秋の本大会進出64校で春季も行う案が用意されていたが、小池都知事が4月12日までのイベント自粛を要請。都高野連の武井克時理事長は「12日のあと、土日だけで開催できないか検討したが、64校分の球場を確保できない」と説明した。64校のうち、公立校は春休み期間は部活動を停止。私立でも4月20日まで停止の学校も。関東大会開催の場合、都高野連は昨秋優勝校(国士舘)準優勝校(帝京)の関東大会出場を推薦する方針だったが3月29日に中止が発表された
神奈川
4月2日に中止決定
新型コロナウイルス感染拡大防止対策に伴い、部活動の制限が継続されており、生徒、関係者の安全と健康に配慮
山梨
4月3日に中止決定
北信越大会
4月13日に中止決定
6月6~9日まで長野県で開催予定だった
長野
4月14日に中止決定
新潟
4月4日に中止決定
富山
4月6日に中止決定
石川
4月11日に中止決定
福井
4月3日に中止決定
東海大会
3月25日に中止決定。1954年から始まった春季東海大会の中止は史上初
静岡
3月23日に中止決定
愛知
4月3日に中止決定
夏の県大会は96年以来24年ぶりにノーシード制を採用
岐阜
3月26日に中止決定
三重
3月27日に中止決定
近畿大会
中止
5月23、24、30、31日に京都府で開催予定だったが4月2日に中止決定。大会関係者は「(中止は)コロナウイルスの感染拡大がまず第一。生徒の安全確保も難しい」と説明した。代替案などは検討していないという。同大会の中止は、新型インフルエンザの国内感染が拡大し中止となった09年春以来、11年ぶり
滋賀
4月3日に中止決定
京都
4月5日に中止決定
大阪
4月3日に中止決定
2日には、府内の学校は5月6日までの休校延期が決定。同大会は、加盟校のグラウンドを使用して試合を行う事情もあり、3月24日に同予選の組み合わせも決定していた。だが、コロナ感染拡大の収束が見えず、中止を決断をせざるを得なかった。今夏の大阪大会から初のシード制導入が決まっていたが、今夏は例年通り、ノーシード制で行われる
兵庫
3月30日に中止決定
3月末までに休校ならびに部活動禁止が解除される場合は地区大会を4月8日~19日の間に実施、春季県大会を4月25日から実施する予定だった。しかし新型コロナウイルスの感染拡大で県教育委員会が県立高校に活動の場所を校内のみとすることや、活動時間を1日2時間を上限とするなど、部活動の制限について通知。この制限を受けて開催を中止することとなった。近畿地区で春季大会中止を決定したのは兵庫県が初めて
奈良
4月3日に中止決定
和歌山
4月7日に中止決定
当初の4月11日開幕を1週間遅らせ同18日に延期し開催の可能性を模索も7日に中止が決まった
中国大会
中止
5月30~6月2日まで岡山県の倉敷マスカットスタジアムで開催予定だったが3月30日に中止を決めた。4月16日から開催予定だった山口大会の中止が決定。20日の中国地区理事長会議で、春季中国大会は中国地区のいずれかの県で、春季大会中止を決定した場合は同大会の開催取りやめを確認していたため、それに伴った決定となった。同連盟の小土井実会長は文書で「選手・観客ならびに大会役員等の安心・安全の確保ができる状況出ないと判断し、断腸の思いではありますが当大会を中止することとしました」と説明
岡山
4月16日に中止決定
3月30日に臨時理事会を開催。新型コロナウイルス感染症の影響と、春季中国地区大会中止(30日決定)に伴い、春季大会地区予選と県大会の日程を変更。地区予選は4月25、26日、北部地区のみ29日に行い、県大会は1、2回戦を5月2~5日、準々決勝戦を5月9日、準決勝、決勝を5月30、31日に行うことを決めた。すべて無観客で実施する予定だったが県内でも感染者が増加したことなどから4月16日に中止を決めた
鳥取
4月2日中止決定
広島
4月1日中止決定
島根
4月10日中止決定
山口
3月30日中止決定
四国大会
3月6日中止決定
徳島
中止
独自の代替大会の開催を検討していたが断念
香川
中止
四国大会の日程を考慮に入れない香川県高野連単独で主催する大会、春季高等学校野球香川県大会を4月以降に開催するため準備中
愛媛
中止
高知
中止
九州大会
中止
4月4日に決定。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で当初の4月18日開幕から5月16日開幕へ延期も感染状況が悪化して決断。九州地区高野連の野口敦弘理事長(58)は「新型コロナウイルスの(感染)拡大傾向が強く、移動などに十分な安全が担保できない」と話した
福岡
4月6日中止決定
九州大会の福岡代表を決める予選は4月18日(当初11日)から行われる福岡地区大会、筑後地区大会、北九州市長杯、福岡中央地区大会で行い(いずれも無観客)上位2校ずつが県大会(日時、場所は未定)に進出するように開催方法を変更して準備していたが中止決定
佐賀
4月4日に中止決定
11日以降に無観客で開催予定も中止に
長崎
4月7日に中止決定
大分
4月8日に中止決定
県立学校で平日以外の日の活動並びに対外試合が禁止されており、この解除の状況を見ながら、今後5月~6月に向けて、県選手権(支部大会を含む)を含めた代替大会の検討
熊本
4月9日中止決定
宮崎
4月7日中止決定
鹿児島
4月5日中止決定
沖縄
4月6日中止、打ち切り決定
3月25日開幕。3月いっぱいは無観客で実施。4月以降も3月に引き続き無観客試合で開催。また体温37・5度以上の発熱者および大会関係者以外の入場禁止や、球場出入り口やベンチ周辺、審判控室などの消毒液設置なども告知された。しかし4月6日に中止、打ち切りを決めた。大会は準々決勝まで消化。4強は中部商、沖縄工、宮古、ウェルネス