野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。セ・リーグ編は中西清起氏(63=日刊スポーツ評論家)。2カード連続で負け越している阪神の課題は。

     ◇     ◇     ◇

先週は阪神が2カード連続で負け越しました。心配なのは村上だよね。8日DeNA戦(甲子園)では7回2失点で今季3敗目だった。勝ちがついてないっていうのもあるけど、ちょっとピッチング内容も、変化球多いなと思って見ていました。昨年はもっとまっすぐで押しているところを変化球でちょっとかわしている。そんな印象。ちょっと心配だね。

先発に負荷がかかっていることは間違いない。それはやはりブルペンの不安があるからに他ならない。昨年は及川、石井と7、8回と盤石だった。ところが今年はそうじゃない。終盤に不安があると、先発をもう少し引っ張りたいという心理になるよね。信頼するリリーフがいれば先発を6回でスパッと代えて7回、8回となるからね。

一方で2カード連続勝ち越しだったのがヤクルトと中日。やっぱり投手なんだと思う。ヤクルトは失速してこないよね。池山監督の思いきった采配に選手が応えている。投手も開幕前に悪い悪いと言われながらチーム防御率3・02はリーグ1位。先発、中継ぎとうまくはまっている。そう簡単にズルズルと落ちることはないんじゃないかな。中日は大野、柳、高橋宏に金丸もいる。もともと先発投手がいるチーム。けが人が戻ってきたら上がり目は十分にある。

阪神にとっては今が我慢のしどころではあるけど、やっぱり早めに手を打たないといけない。日によって投げるピッチャー代わっていたら、やっぱり良くないからね。そこは整理しないといけない。工藤なんかは球も速いし、やっぱり三振取れるピッチャー。そのへんのイキのいいピッチャーははまってこないといけないだろうな。

2週間後には交流戦が始まる。毎年のことっていうといけないけど、セ・リーグ球団は総じて苦しむよね。やっぱりパ・リーグの選手はボールも飛ばすし、パワーピッチャーも多い。勝率5割でいいというくらいでいいんじゃないかな。それよりも大事なのは早い段階で投手の「形」を作ること。それが一番大事になる。(日刊スポーツ評論家)

【イラスト】12球団順位予想 評論家・中西清起
【イラスト】12球団順位予想 評論家・中西清起
【イラスト】日刊スポーツ評論家 26年セ・リーグ順位予想
【イラスト】日刊スポーツ評論家 26年セ・リーグ順位予想