野球ファンにとって月曜は特別な日。先週を振り返って、今週に思いをはせる。識者に回顧と展望を聞いた。パ・リーグ編は平石洋介氏(46=日刊スポーツ評論家)。西武に勢いがついた要因とは。
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先週は西武が5勝1敗と大きく勝ち越した。これまで不安だったリリーフ陣の頑張りが大きい。甲斐野に加え、ルーキーの岩城、篠原、黒田といった若い力が出てきた。先発も頑張っており、12球団唯一の防御率2点台をキープしている。
その投手陣と打線がかみ合っている。開幕から桑原が引っ張り、その桑原がけがで抜けてもネビンが戻ってきた。これで一気に打線がつながるようになった。平沢、渡部、カナリオ、長谷川、滝沢らもいい働きをしているが、一番はネビンだ。守備もいい。いることで他の選手が安心してプレーできる。詰まっていたものがスポンと抜けた感じと言えば伝わるだろうか。打線の「軸」とは、こういう存在を言う。
西武は今週はソフトバンク、日本ハムが相手。どちらも実力のあるチームだけに、勢いを持続できれば面白い。
首位のオリックスは週末に連敗したとはいえ、ここまで勝ち試合はほぼ確実に取っている。逆に勝てそうにない試合は無駄に投手を使わない。この割り切りが、いい方向にいっている。
ソフトバンクは3勝3敗の五分という1週間だった。開幕前の下馬評からすれば、Aクラスとはいえ、苦しい戦いが続いている。もともと不安だったリリーフ陣に加え、先発もやられる試合が増えた。それでも攻撃力はさすが。投手陣をどれだけ整備できるかが、今後のカギになる。そういう意味で、育成から支配下登録された藤原に注目したい。
Bクラスに沈む日本ハムも、3勝3敗の1週間だった。ただ、内容自体はよくなってきた。先発が試合をつくるケースが増え、もともとの強みが出るようになった。攻撃は、開幕から本塁打は沢山出ているが、もう少しつながれば、ここから上位に浮上する可能性は十分ある。
楽天、ロッテは先週も苦しい戦いが続いた。交流戦までの残り2週間で、少しでも借金を減らしたい。
その下位に沈む2チームと今週対戦が続くのが、オリックス。取れる試合を確実に取っていけば、首位のまま交流戦を迎える算段が見えてくる。(日刊スポーツ評論家)




