プロ野球ドラフト会議が今日26日、東京都内で行われる。今年に入り、急速に評価を上げた磐田東・二俣翔一捕手(3年)も期待と不安を抱える中、運命の日を静かに待っている。

二俣は、ドラフトに向けて正直な心境を口にした。「高校生のプロ志望届提出者が過去最多(215人)と聞いて、自分が選ばれるか不安があります」。それでも顔を上げ、「プロ入りは小さなころからの夢。信じて待ちたい」とはにかんだ。

当初は苦労していた木製バットへの対応についても、感覚をつかんできた様子だ。「最初は当てにいっていたが、今は全力で振れるようになった。ミート力も飛距離も上がり、手応えはあります」。身長も夏から2センチ伸び、180センチに。体、技術ともに成長が続いている。

21日に18歳の誕生日を迎え、仲間から大きなクマのぬいぐるみをプレゼントされたという。「意図はわかりませんが、うれしかったです」。5日遅れの26日には、これまでにない最高のプレゼントが届くことを心待ちにしている。【河合萌彦】