【展望】

高い総合力で今春県大会を制した第1シードの関東学園大付と、県内屈指の打力で今春センバツ出場の高崎健康福祉大高崎が優勝争いの軸となる。

関東学園大付のブロックには、桐生第一、前橋育英と強豪が入ったが、石原勇斗投手(3年)、篠原正紀投手(3年)の2枚看板を中心に、攻守に隙がない。新井蓮主将(3年)も「春は優勝したけど自分たちはチャレンジャー。全員で一丸となって戦っていきたいです」と、一戦必勝で初の夏の聖地を狙う。

一方の高崎健康福祉大高崎は、第2シードの東農大二と同ブロック。持ち前の強打に加え進塁打やバントなどの小技を磨いてきた。綱川真之佑主将(3年)は「目標は日本一。甲子園出場が最低ライン」と自信をみせる。ともに勝ち進めば、春季大会と同じ準々決勝で再戦する。

今春県4強の県太田は、開幕カードで昨年敗れた明和県央と対戦する。沢田大和主将(3年)が「私立とか公立とか言い訳にしないようにしようと話をしているので。公立だからといって、負けてもしょうがないというのは、なしでいきたい」と話すように、粘り強く頂点を目指す。

群馬大会は7月10日に開幕し、決勝は同27日に上毛新聞敷島球場で行われる。