今春のセンバツに出場した花巻東が5回コールドで快勝し、地区優勝を決めた。

高校通算64本塁打(公式戦12本、練習試合52本)の佐々木麟太郎内野手(2年)は「3番一塁」で先発し、4打数1安打1打点。1回1死三塁の第1打席は先制の右前適時打、2回2死満塁の第2打席は三飛、3回1死三塁の第3打席は三飛、4回2死満塁の第4打席は敵失だった。

花巻東打線が爆発した。初回に佐々木麟の右前適時打で幸先よく先制した。3回には千葉柚樹内野手(2年)の2点適時打、渡辺陸外野手(3年)の2点適時三塁打などで一挙6得点。佐々木麟はこの回に右翼方向へ大飛球を飛ばすもファウルとなり、最終的に三飛に倒れた。4回は相手のミスに乗じて田代旭捕手(3年)、千葉の適時打などで8点を追加。2試合連続で5回コールドで勝利をつかんだ。

花巻東は花巻地区の第1代表として夏のシード権が懸かる春季岩手県大会(20日開幕、二戸市、八幡平市、野田村)に出場する。組み合わせ抽選会は13日に行われる。