センバツ運営委員会が20日に開かれ、監督による体罰問題が明らかになった東海大菅生(東京)について、変わらずセンバツ推薦校として扱うことを確認した。これで選出された場合も甲子園出場に支障はなくなった。

同校は昨年の秋季東京大会で優勝しており、選出が確実視されている。出場校発表は今月27日。

日本学生野球協会は緊急の審査室会議で同件の処分を決定。若林弘泰監督(56)は部内体罰と報告義務違反のため昨年12月5日から4カ月の謹慎。宮原上総部長(33)は報告遅れのため昨年12月5日から1カ月の謹慎としていた。

チームのセンバツ出場に支障はないが、選考に関する内規により、昨年の新チーム結成後からセンバツ本大会までに日本学生野球協会審査室で有期の謹慎処分を受けた野球部指導者は責任教師、監督として登録することはできない。

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