出場校の選手たちを前に、中村心澪(みれい)さん(3年=高松一)の君が代が響いた。
開幕を翌日に控え、開会式のリハーサルが行われた。「甲子園はテレビで見るよりも広くて、圧倒されました。高揚感で、ワクワクしてきました」と笑顔で話した。
目標としてきた場所に、ついに立った。21年に亡くなった祖父の勝さんから言われていた言葉が「甲子園で歌ってほしい」。祖父への思いも胸に、歌声を響かせる。「甲子園は、球児のみなさんの努力が実る場だと思うので、君が代が心に届いたらいいなと思います。本番も、球場に自分の声を響き渡らせられるようにしたいです」と意気込んだ。
中村さんは、第76回全日本学生音楽コンクール声楽部門・高校の部1位に輝いた。将来の夢はオペラ歌手。普段はイタリア語での歌唱がメインだが「日本語の美しさを引き出すように歌いたいです」と話した。

